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ギア規制のおさらい改訂版!

改訂版!
ギア比制限のおさらいのおさらい!

JBCFの解説。
http://www.jbcf.or.jp/news/20160520_id=8677

JCFの定める競技規則により
このルールに基く競技大会が行われる際には、
U-19(俗に言うジュニア)
U-17、U-15、U-13、
に該当する選手には、大会特別規則で
指示がない限りギヤ比制限が課せられます。

(注)成長期に身体に無理な負荷をかけずに成長や技術の習得を目的とする為。らしい?

2016年の対象者の生まれ年は、
U-19、1998~1999年生まれ
U-17、2000~2001年生まれ
U-15、2002~2003年生まれ
U-13、2004生まれ以降の選手です。

このレギレーションは学年では分けられていません、あくまでも生まれ年で分けられています。

そのレギレーションとは、
クランク1回転で進む距離が下記の通り制限されています。
U-19 7m93cm
U-17 7m01cm
U-15 6m10cm
U-13 5m66cm
この様に分類されて2年ごとにカテゴリーが変わります。
それでは、このレギュレーションを守るには、どの様にギヤを合わせれば良いのか私の経験で最適なギヤのセットアップを紹介します。

イメージ 6


イメージ 7



上表の様に選択肢は色々有ります。

☆U-19 (UCI)
F側アウターチェーンリングは
52T
R側カセットのトップギア
14T
これ以外に有りません。

☆U-17(推奨)
F側アウターチェーンリングは
52T
R側カセットのトップギア
16T
他のセットもありますが、結果この組み合わせが良かったです。
競技規則の表では、53-16は27インチでOUTになっていますが、700cで計算し直すと実測もしましたがOKです。

☆U-15
1番面倒くさいのがこのカテゴリーです。
それは、対応機材が無いからです。

パターン1  (推奨)
F側アウターチェーンリングは
52T
R側カセットのトップギア
18T
18Tトップのカセットは有りません、その為 RディレーラーのH側のネジを締め込み、16Tのカセットの16Tと17Tの2枚を殺して18Tでロックします。

(注意)
車検後にネジを戻し16Tまで使える様にしてレース後の再車検前にまた締め込むといった不正が有るそうです。


パターン2
F側アウターチェーンリングは
46T
R側カセットのトップギア
16T
F側をシクロクロス用の46Tにします。
フレームによってはFディレーラーのアダプターが必要になりますが、
Rディレーラーの調整は無くなります。


パターン3
F側アウターチェーンリングは
39T
R側カセットのトップギア
14T
39TのFインナー固定(ワイヤー抜く等)
Rは14Tトップが使えますがギア比的にかなり不利になります。
その他上表の様に他にも選択肢は有ります。

☆U-13 (推奨無し)
F側アウターチェーンリングは
46T
R側カセットのトップギア
18T

このギア比でのレースは現在 日本で確立されていません、中学1年生で1月以降生まれの2004年生まれに該当する選手はこの手のレースへ参戦した場合まともに走れません、来シーズンまで他のレースで走り
力を付けましょう。

(注意)
上記のカセットは基本10sです
14Tトップの11sは最近発売されましたが
16Tトップの11sは未だ有りませんその為、
U-17で11sの選手は14~15を殺しての使用するか、Fのギアを変えます。又、表中で
1番進むギア組みは、50T-15Tですがタイヤの太さで変わりますので実測でOUTの可能性もあり注意が必要です。U-15で11sの選手は14~17まで殺すか、
F39Tのインナーに固定する必要があります。
因みに11sの4段ロックが出来かは分かりません。カセットの実物写真です。

イメージ 1

上のカセットは16Tトップのカセットです。
5.5mmのデカイ穴が円状に並んでいるのが目印です。

イメージ 2

そしてこちらの写真が14Tトップのカセットです、肉抜きの穴か2mmちょっとの小さい穴が円状に並んでいます。

イメージ 3

(11sのカセットも同様)
見くらべると一目瞭然違いが分かります。
これ以外に肉抜きの穴が有るカセットは昔の9sにもあるらしい? けれど現在一般的では有りません。


次にFアウターの写真

イメージ 4

この写真が46Tのシクロクロス用のアウターリング。
通常の52Tに合わせたFディレーラーの位置と比較するとかなり小さいのが分かります。

イメージ 5

52Tのアウターリングと比べて見ました

46Tはインナーみたいに小さくみえます。

この様に知っている人が見れば違いは明かです、バイクを見ればどのカテゴリーか直ぐに割ります。

JBCFのエリートツアーにU-15で走ったレースでは泣かされました。
重いギアが無いので、いくら踏んでも進まない、特に下りや追い風では何も出来ない。
(休める所でやすめない)
当然結果も出ません。
しかし、そのお陰でU-17になった時には、たかだか2枚ギアが増えただけで 表彰台に上がれるほど回転力がつきました。
今思えば、U-15でのハイケイデンスの経験が力になっているのかなと思います。

ギア制限のある選手はJBCFのレースによっては不利なレギレーションですが、それでも今だけを見ずに努力すれば、カテゴリーが上がるにつれて必ず結果が良くなっていきます。
JBCFのレースに出始めた当初は該当する選手が一人だけの時もあり、不満もありましが、結果 身になり力になっています。
最近では、中高生の選手も増えてギア制限に戸惑い知識不足で失格になったりコミセールに注意されたりとう事を良く聞きます。
又、チームによっては先輩や経験者が指導してシッカリとルールを守っているチームもあります。
中高生の選手は今だけの結果にとらわれること無く自身のスキルアップを目指して頑張ってほしいです。

以前 栗村修氏に聞いた話しですが、
1番注目する年代はU-23だそうです。
(U-23はギア制限無し)
中高生で良かっ人もU-23で伸びなかっり、
逆に中高生で結果が出て無くてもU-23で化ける事が多々あるそうです。
この場合、全てでは有りませんが生き残れるのは後者だそうです。

JCF、 JBCF等ではルールを定めて大会を開催しいます。
その競技に参加するという事は
そのルールを守ります。という事です。
当たり前ですが、守れないのであれば出なければいいし、守らずに出たら失格になります。
(幸い近年では、この他にもレースはイッパイ有ります)
その為、熟知していない選手にはチームメイトや監督、又 選手同士や帯同者などが教え合えば失格や注意されて嫌な思いをする事も無くなると思います。

この記事が、ギア制限対象の選手の参考になれば幸いです。

今後を担う ジュニア、ユース世代が、みんなで高め合う 気持ちの良い大会が行われる事を切に願いこの様な事を書きました。

改訂前に指摘やご意見を頂きました。
言葉足らずの文で、誤解を招く内容もあり改めて再編集しましたが、他にも有りましたら、コメントしてください。
m(_ _)m